代表取締役社長 熊代 琢
「前進と、そして、後顧と」…
これは、わたくしどもダイワアドテックの社是です。
弊社は昭和49年、ボルト・ナットの販売からスタートしました。“ねじの知識と技術”をいかした新製品の開発に取り組み、失敗も経験しましたが、その失敗の中から多くを学ぶという“後顧”の姿勢とともに、つねに“前進”してまいりました。
たとえば『二段式ガレージ』。
これは市場の反応はよく、問い合わせはあったものの、価格が高いことと、当社の体制が整わずメンテナンスが不能であったことから、やむなく販売を断念しました。
『タンスファー』は、家具に取り付けて移動を容易にするという製品。
伸縮自在でどんな家具にも取り付けられるのがポイントでしたが、これも価格がネックになり、売れ行きは思うように伸びませんでした。
ポスターを数枚はさみ込み、自動的に連続掲示するという『ムーバー』は、広告業界に関する情報が不足していたためサイズ対応ができず、定番商品には至りませんでした。
こうした数々の試行錯誤の末、我が社がまず成功をおさめたのが「調整ボルト」です。
この分野では、一時トップの座を占めるまでに成長しましたが、しかし『調整ボルト』も徐々に他社の激しい追い上げを受けるようになり、次なる“前進”の一歩として、新型ボールねじ(Dスクリュー)やR・L式ボールねじ(一軸上に右・左のねじを成形したボールねじ)を創出。
現在その製造販売に力を注いでします。
今後は、ボールねじ用ストッパーナット、クラッチナットなど、関連商品についても充実をはかるべく準備を進めております。